サックス隊 いろいろ ブログ

メグムン先生

　雷も鳴って、これで梅雨が明けるのでしょうか。　
　再度のコメント有り難うございました。
　ご心配をお掛けし済みません。

　アルトサックスで測定した持続時間（秒）をご報告致します。

（方法）メトロノームを６０に合わせ、カチカチ音をカウント。
　　　　音出しを１０分ほどしてから、測定。
（セッティング）マッピ：セルマーS80C
　　　　　　　　リード：プラスティック（~21/2相当）
（アンブシュア）　なるべく噛まない（頬筋を緊張させる）
　　　　　　　　　このテストではここを重視しました。
　（内圧？）　　　口腔内圧は意識して高く保ち、
　　　　　　　　　お腹の力も抜かない、腹集中（難しい）
　　　　　　　　　 ( 個人の感想です。品質を保証する
　　　　　　　　　ものではありません。）

（結果）
mf（おおよそです）　 　40, 43, 45　秒（真ん中のレ）
p-mp ( おおよそです） 　22, 30, 33　秒（真ん中のレ）

　（３回づつのデータがあると、Studentのt-test で両者の
違いがどれほど偶然なのかを検定できます。この結果は
違いは偶然ではなく、極めて低い危険率で、p-mp の方が短いと
結論できます。）

　参考例（わざと適当に噛む）　
　p-mp ( おおよそです）　35, 45　秒（真ん中のレ）
噛むとデータのバラツキが増えたので、３回目はやりせんでした。

　噛むとリードのしなりやすさ↑
　　　　リードの振動面積↓
　　　　マッピのティップオープニング↓
　となり、モデルによれば、どれもが持続時間↑
　の効果があります。
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　図を引用したニューサウスウェールズ大(UNSW)の研究者は物理学と音楽の関係を真剣に研究している人達です。彼らは研究のために、クラリネットを吹くロボットも作っていて、理論で得られたアイデアをこのロボットで確認を取っています。このロボットは曲も吹けます。１０年ほど前に、超高音を吹くサックス奏者の体内（主に喉頭部）が、熟練者に限って変化することを、実測用装置を作製して、証明したのもこのグループで、米国科学雑誌Science誌を飾っています。この論文が出るまでは、音楽家の中でも意見の一致は無かったようです。

　暑くて、お忙しい中を誠に恐縮ですが、お時間がありました時で結構ですので、メグムン先生が実際にアルトで　ppp,(p, mp), mf などでのロングトーンの持続時間を（循環呼吸を使わずに（済みません、冗談です！））計って、お教え下されば、とても嬉しいです。もし、ppp, mfについて３回ずつ、お計り下されば、推計学的な結論を下すことも出来ます。お知らせ頂いたデータは先生の許可無く他人には漏らしません。
　宜しくお願いいたします。　　　　　　　

ppでロングトーンが続かないのは、ずばり！内圧不足。奏法が間違ってますね。
この記事を読んで真に受けちゃう人がいたり、私達がこう教えていると勘違いされるのがこわいなぁ。まっ、吹けてからってことですね〜（笑）

メグムン先生、早速コメント有り難うございます。

　pp で噛まないで吹くと、やはりmp-mfより短くなりました。
　これまで、pp で吹くと長続きするように感じていたのは
噛んで音を小さくしていたためであると思います。
　噛むとティップオープニングが狭くなるので
持続時間が長くなるのは計算とも一致します。
　これからは、ppで吹くと苦しくなること
を指標にして、噛まないで吹けるようにしたいです。
　ディミヌエンドが吹けるようになるのは
その後になりそうです。

若ちゃんの頭を割って、中がどうなっているか見てみたい（笑）
それで、実際にpp.mp.fで吹いてみて結果はどうだった？
測定結果、お待ちしてまーす！