サックス隊 いろいろ ブログ
2017.07.28
ロングトーン🎷の持続時間とアンブシュア
ロングトーン🎷の持続時間とアンブシュア
ロングトーンの持続時間についての第三の考察です。
前回と同様、先生方や隊員の皆さんのコメント、感想をお待ちしています。
前回はロングトーンの持続時間とラウドネスの関係を「アンブシュア」一定の
条件で考えました。この条件下でラウドネスを小さくすると(音量をpp~p )
持続時間は短くなるというのが結論した。お試しになられた方は「あっ本当だ」と
実感されつつも、何故??と思われたのではないでしょうか。
(この話は、物理学的にも深いので、いつかまた取り組みたいです。)
今回は、適当なアンブシュアで mf の音量で吹き(パネルB状態)、アンブシュアを
よりタイト(例えば下唇がリードに加える力を増やす)にするとどうなるかを
パネルB' に示しました。計算は易しいですが、実施は大変(どう大変なのかは別稿で)。
パネルB' 状態では、音の波の振幅が減りラウドネスは mf --> p と低下します。
これはパネルA状態と同じですが、マッピを通り過ぎる空気の流量(毎秒立米)の
平均値はずっ〜と低いので、ロングトーンの持続時間は長く、総てのパネルのなかで最長です。
パネルBの状態からアンブシュアを変えずに口腔内圧を下げてパネルA状態にした場合も、
音量は mf --> p と低下しますが、パネルAでは、持続時間は短く、総てのパネルのなかで最短です。
パネルB' 状態とパネルA 状態では、音量が同じですが、音色が違って聴こえます。
二つの音の吹き方があることは、これまでには意識したことがありませんでした。
音色を意識した2週間でした。どちらの音色も、練習しているうちに、それぞれに好きになりました。
メグムン先生、コメント有り難うございました。とても参考になっています。